(C)Laetitia Laguzet
1983年、大阪府枚方市に生まれる。関西外国語大学外国語学部スペイン語学科在学中、 比較音楽学(民族音楽学)を齋藤和枝氏に学ぶと同時に、 アン・ミュージックスクール京都作編曲科にてジャズ理論・編曲法を亀田邦宏、井上丹、成瀬秀之の各氏に師事。 その後、クラシック作曲法を前田克治、高昌帥、カルロ・フォルリヴェジの各氏にそれぞれ師事。 2017年9月、渡仏。 パリ・スコラカントルム音楽院作曲科(教授:ニコラ・バクリ)および指揮科(教授:アドリアン・マクドネル)にて最終課程ディプロムを、 パリ・エコールノルマル音楽院作曲科高等専門課程(教授:ミシェル・メルレ)にて高等ディプロムを取得。 オーベルヴィリエ地方音楽院作曲科高等課程(教授:ジョナタン・ポンティエ)では2019-2020年度音楽研究資格試験を主席で合格。
2012年6月東京、第23回朝日作曲賞(吹奏楽)最終選考としての試演会(演奏:東京佼成ウインドオーケストラ)に「あの島の向こう側へ」選出。 2021年10月ドイツ・シュトゥットガルト、 国際作曲コンクール“FORME UNICHE DELLA CONTINUITÀ NELLO SPAZIO - EDITION 2021”(第21回世界イタリア語週間、特別後援:イタリア共和国大統領、審査員長:マルコ・ストロッパ)、 ダンテ・アリギエーリ賞(室内楽部門・最優秀賞)受賞。
2009年「故・森繁久彌氏を偲ぶ会」式典音楽オーケストラ編曲を担当、NHK等各メディアに報じられ話題となる。 邦人吹奏楽作品の演奏会・第6回「風雅」に招聘作曲家として出演。 齋藤和枝氏の研究助手として手掛けたカナダ・ブリティッシュコロンビア州先住民族音楽の採譜は、2011年の発表以来今日においても極めて希少な音楽資料と位置付けられている他、 2018年にはローマ賞受賞作曲家イブ・コルニエール氏の遺作「弦楽四重奏」の校正を担当するなど、楽譜制作においても実績を重ねる。
ポピュラー音楽の分野では、高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト“We Are Sneaker Ages”第29回・34回大会にて予選会選考員を務める他、 J-POPシーンにおいても、西浦達雄3rdアルバム「はじまりの瞬間(とき)」をはじめ、 ホーン・ストリングスセクションのアレンジャーとして数々のレコーディングに参加するなど、活動の方面は多岐に渡る。
渡仏後は、フランス国立高等音楽院に正統な系譜を持つ西洋クラッシク作曲法に基づいた楽曲作品制作は元より、 コンピュータープログラミングを用いたアルゴリズム作曲法の分野の研究にも力を注ぎ、 その成果はIRCAM(フランス国立音楽音響研究所)主宰“IRCAM FORUM WORKSHOP 2021”にて発表される等、テクノロジー音楽研究の一翼を担う。
主な作品に「ピアニストの為の10のムーヴメント」(ルモアンヌ社/フランス)、「君に朝日が差すとき」(ティーダ出版/日本)、 「ねずみのよめいり」(アスクミュージック・野音ミュージック/日本)、「吹奏楽の為の交響詩"風に浮かぶ島"」、 編曲作品に「動物の謝肉祭(サン=サース)」「シンフォニックジブリonブラス vol.2」(ティーダ出版)、 「ひょっこりひょうたん島」(コラージュ音楽出版/日本)、「世界中のこどもたちが」(野音ミュージック)、 「クリスマス・ハイライト!」(ミュージックベルズ)、「紅星閃閃」(カノンミュージック/台湾)他多数。 公演は日本・フランスを中心に、イタリア・ドイツ・オーストリア・韓国等での公演実績の他、 2017年には楽譜出版の世界最大手 UNIVERSAL EDITIONS 社より公式の編曲許諾を受けて、吹奏楽組曲「ハーリヤーノシュ」(コダーイ)を発表する等、活動の場を広げている。
レコード作品参加にVIVID BRASS TOKYO「金管バンドで讃える"シンフォニエッタ・ノビリッシマ"」、 浜松ブラスバンド「金管バンドで踊るアルメニアン・ダンス・パート1」、 名古屋クラリネットアンサンブル「TEEDA Ensemble Collection」(ワコーレコード)、 「はじまりの瞬間(とき)」(阪神コンテンツリンク)、執筆補佐として齋藤和枝「北西海岸先住民の文化変容」(彩流社)など。
日本音楽生涯学習振興協会地域担当指導員(2011-2017)、ページフォー代表(2008-)、関西現代音楽交流協会作曲会員(2014-)、AI技芸研究所メンバー(2022-)。
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- Diplôme de Composition (2019) avec prof. Nicolas Bacri
- Diplôme de Direction d'orchestre (2020) avec prof. Adrian McDonnell
- Certificat d'Etudes de Piano (2020) avec prof. Geneviève Ibanez
- Certificat d'Etudes de Fugue (2021) avec prof. Michel Merlet
- Diplôme de Composition (2019) avec prof. Michel Merlet
- Diplôme Supérieur de Composition (2020) avec prof. Michel Merlet
- Diplôme d’Etudes Musicales de Composition (2020) avec prof. Jonathan Pontier
- Finaliste, Asahi Composition Award for Wind Orchestra (2012, Tokyo)
- Dante Alighieri Award (Grand Prix de la catégorie Musique de Chambre) de la compétition internationale de composition FORME UNICHE DELLA CONTINUITÀ NELLO SPAZIO - EDITION 2021, le président du jury Prof. Marco Stroppa (2021, Stuttgart)
- Compositeur, Arrangeur pour les obsèques municipales d'Hisaya Morishige (acteur, compositeur et parolier japonais), 2010
- Un de membres des jurys de We Are Sneaker Age's (concours pour jeunes musiciens de musique rock), 2008, 2014
- Conférence d’IRCAM FORUM Workshop 2021, « Creations of Instrumental Music Made by the Noise in the Natural Phenomenon »
- « Fuga », Concert de Répertoire Japonaise, (2010, Japon) Esca Ouverture pour orchestre
- Assisi Suono Sacro Festival (2019, Italie) Concertino per Chitarra
- Salzburger Orgelkonzerte (2019, Austriche) Alba Chiara, per Organo
- Cantus Formes (2019, France) En Rêve, pour piano
- Weekend Contemporain (2020, France) Variations pour deux pianos
- Werkstatt Festival, HMDK Stuttgart (2020, Allemagne) Via Lattea, per Organo
- When You Catch the Morning Sun (2011, Japon) édité par Teeda Publicing
- Le Mariage de Souris (2018, Japon) édité par Note Music
- Passacaglia all'inferno (2021, Allemagne)
- 10 petits mouvements pour pianiste (2022, France) édité par Edition Lemoine
- Symphonic Ghibli on Brass vol. 2 (2012, Japon) édité par Teeda Publicing
- Háry János Suite (2017, Austriche) permis de transcription par Universal Edition
En Rêve, pour piano
Via Lattea, Alba Chiara